山形市の商業
現状
山形市の商業環境は、古くから城下町として栄え、恵まれた自然と伝統に培われ活発な産業活動を展開し、 市内中心部に職人町が形成されるとともに、紅花商人等により関東・関西方面との取り引きが行われるなど、 歴史的にも山形県内の経済活動の中心として発展を続けてきた。
本市の商業集積状況(平成28年:商業統計調査)は、商店数3,458店、従業員数28,090人、年間商品販売額1兆778億円の規模となっており、 山形県の県都として文字通り文化経済の中心として大きな役割を果たすとともに、山形広域商業地域の中心として一大商圏を形成している。
山形市の商業の推移(商業統計による)
項目 | 商店数(店) | 従業員数(人) | 年間販売額(百万円) | ||||||
業種 | 平成24年 | 平成28年 | 増減(%) | 平成24年 | 平成28年 | 増減(%) | 平成24年 | 平成28年 | 増減(%) |
卸売・小売業 | 3,622 | 3,458 | △4.7 | 28,099 | 28,090 | △0.03 | 90,100,722 | 107,784,845 | 16.4 |
卸売業 | 1,111 | 1,096 | △1.4 | 10,668 | 10,865 | 1.8 | 60,419,153 | 74,730,335 | 19.2 |
小売業 | 2,511 | 2,362 | △6.3 | 17,431 | 17,225 | △1.2 | 29,681,569 | 33,054,510 | 10.2 |
山形県との比較
本市の商業を山形県全体と比較すると下表のとおりになっている。
特に、年間販売額では県全体シェアの43.3%を占め、優位性を示している。
山形市と山形県の比較(平成28年)
区分 | 山形市 | 山形県 | 市/県 |
商店数 | 3,485店 | 12,473店 | 27.7% |
従業員数 | 28,090人 | 78,688人 | 35.7% |
年間販売額 | 107,784,845万円 | 248,816,323万円 | 43.3% |
卸売業
本市の卸売業は、平成28年の商業統計の年間商品販売額で見ると、県全体の56.2%を占めている。
山形市の卸売店(商業統計より)
平成14年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成24年 | 平成26年 | 平成28年 | |
商店数(店) | 1,202 | 1,240 | 1,093 | 1,111 | 1,145 | 1,096 |
従業者数(人) | 12,557 | 12,425 | 10,732 | 10,668 | 10,525 | 10,865 |
年間販売額(万円) | 90,773,655 | 85,748,395 | 78,609,541 | 60,419,153 | 63,154,317 | 74,730,335 |
小売業
本市の小売業を平成28年の商業統計で見ると商店数2,362店、年間販売額3,305億円で、 県全体に占める割合は、商店数23.9%、年間販売額28.5%となっている。
山形市の小売店(商業統計より)
平成14年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成24年 | 平成26年 | 平成28年 | |
商店数(店) | 3,170 | 3,028 | 2,772 | 2,511 | 2,491 | 2,362 |
従業者数(人) | 19,985 | 19,223 | 18,377 | 17,431 | 17,833 | 17,225 |
年間販売額(万円) | 34,254,896 | 32,877,182 | 32,178,031 | 29,681,569 | 32,044,819 | 33,054,510 |